鳥に球を持ち去られてしまったら…その後の処置に要注意‼

カモメがゴルフボールを持ち去る 規則9
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ゴルフルールの用語で「ドロップ」・「プレース」・「リプレース」が頻繁に登場します。

「ドロップ」とは、ボールをつまんでヒザの高さから指を離して落下させることです。

でも「プレース」・「リプレース」って混同しやすいですよね。同じ「ボールを置くこと」なんですが、どこに置くかがポイント。

「プレース」は、ただ単にボールを置くこと。「リプレース」は、元にあった位置に置くことです。

例として、2回目のドロップしたボールが救済エリアに止まらなかった場合は、最後にボールが地面に落ちた箇所に「プレース」です。

リプレース」は通常、マークを伴います。グリーン上でマークして拾い上げたボールを再びその位置に置く場合が代表例です。

さてここで問題です。自分の止まっているボールにカラスがいたずらをして咥えて持ち去ってしまうのを目撃しました。

このケースは、無罰で持ち去られた地点にボールを戻せるのですが…「ドロップ」・「プレース」・「リプレース」どの方法で戻すのでしょうか。

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ANSWER

9.6 外的影響が拾い上げた、動かした球

外的影響(ストロークプレーの別のプレーヤーや別の球を含む)がプレーヤーの止まっている球を拾い上げたり、動かしたことが「分かっている、または事実上確実」な場合:

• 罰はない。
• その球を元の箇所にリプレースしなければならない(分からない場合は推定しなければならない)(規則14.2参照)。

これはそのプレーヤーの球が見つかっていたかどうかにかかわらず適用する。

カラスに持っていかれた場合は「リプレース」元の位置に戻すです。いかがでしょうか。

ちょっと意地悪でしたかね。でもこのケースで「ドロップ」してしまうプレーヤーをよく見かけます。

ジェネラルエリアでは、OBで打ち直しや、カート道からの救済など「ドロップ」することが多いですよね。

一方、グリーン上ではマークして「リプレース」するので、無意識に概念が作られてしまっているのが原因かと思われます。

故に、ジェネラルエリアでカラスにボールを持ち去られたら「ドロップ」しちゃうってことに…。

当然「リプレース」しなければならないのに「ドロップ」した場合、訂正すればセーフ。訂正しないでストロークすると1ペナ。(規則14.2b₍2₎)

14.2b 球をリプレースしなければならない人とその方法

(2)球をリプレースしなければならない方法。球が要求される箇所に止まるように球を手で接地させて、手を放すことによってその球をリプレースしなければならない。要求された箇所であっても、プレーヤーが間違った方法でリプレースした球をプレーした場合、そのプレーヤーは1罰打を受ける。

但し、ルールでは「球をある一点にリプレースすること」となっているので、ドロップしてしまうと「ある一点」に止めることは出来ないことはないが、ほぼ不可能。

落ちてからコロッと一転がりでもして、そのまま打ってしまったら誤所プレーで2ペナ。(罰の重複なし・やり直しなし)

コレを喰らっても「無知を憎んで鳥を憎まず」ってことでw

まとめ

  • 外的影響(カラス・他のプレーヤーなど)が止まっているボールを動かした場合、無罰でリプレース
  • 持ち去られたボールが直ぐに回収できない場合は、別の球を使用できる。
14.2a 元の球をリプレースしなければならない

球をリプレースする場合は元の球を使用しなければならない。
例外-次の場合は別の球を使用することができる:

• 回収不能の原因がプレーヤーの故意によるものではなく、数秒以内に合理的な努力により球を取り戻すことができない場合。
• 元の球が切れた、ひびが入った場合(規則4.2c参照)。
• プレーの中断後にプレーを再開する場合(規則5.7d参照)。
• 元の球が別のプレーヤーによって誤球としてプレーされた場合(規則6.3c(2)参照)。