皆さんは世の中に怖いモノってありますか。それは幽霊ですか?雷ですか?それともならずモノ国家のお坊ちゃま?私はゴルフ場の池が何よりも怖いですw
「池はゴルフ場のスパイス」とは良く言ったもので、ドキドキさせるシチュエーションの上位に入るのが、この池絡みのショットです。
フェアウェイのど真ん中にティーショットを放とことができたので、このドキドキを堪能する権利が発生‼果敢にグリーンを狙うために、いつもより丁寧に狙いを定め、気持ち悪いながらも大胆にスイング。
いい感じに飛んで行ったのだが、風の読みを間違えたのか、思いのほか右からのフォローに流されていくマイボール。一瞬グリーンを捉えたかに思えたが、無情にもコロコロと左奥の池に…(涙)。
ここまでは経験している人もあるかと。 そして奥のその池(レッドペナエリア)から1ペナ・ラテラル救済してドロップ。
しかし池に向かって傾斜がキツく、救済エリア内に止まらず2回ドロップした後にルールに則ってプレース。 次のアプローチが4打目。ここは何としてもワンパット圏内に寄せてボギーで上がりたい。
それにはカップまでの距離とグリーンの傾斜を把握せねば。1歩2歩3歩…15歩っとこの辺りにPWで落としてトントントンって感じかな。
よし!!イメージは完璧だ。少しアゲンストの風を感じるので、その分を計算に入れてやや強めでOK〜さぁいくゾって正にその時、悲劇は起きてしまった。
プレースしたボールは、そのアゲンストに押されたのだろうか。突然コロコロと動き出し再び池の中へ…。 これは実際に2019年PGAツアーの優勝争いをしている最中に起きた事案です。
当然ですが、一度インプレーにしたボールが、自然の力によって動かされてしまったら、その後に止まった所からプレー=あるがままにプレーしなければなりません。
この場合は、池の中にあるボールをそのまま打つ(ほぼ不可能)か、再び池からの1ペナ救済を受けるかのどちらかです。
実際、この憂き目に遭遇したリッキー・ファウラーは「4オン1パットの1ペナ×2回」で、このホールを”7打”としましたが、この不運を乗り越えて見事優勝しました。スゴイ‼
恐るべしメンタル モンスター・豊だからこそ成せる業ですが、このようなケースに出くわしてしまったら…凹みますよね。皆さんいかがでしょうか。
でもご安心下さい。これではあまりにも理不尽ということで2023年から、このようになケースは無罰でリプレースとルールが変更になりました。
規則9.3例外2 ドロップ、プレース、リプレースした後に止まっている球が、他のエリアに移動したり、アウトオブバウンズに移動した場合、その球をリプレースしなければならない。
注意点は、『他のエリアまたは、OBに移動した場合』のみ、無罰でリプレースということです。ジェネラルエリアからジェネラルエリアに移動した場合はそのままです。
逆に「しなければならない」とあるので、仮に1ペナの池ポチャ処理(ドロップ)をしてしまったら誤所プレー(2ペナ・やり直しなし)となります。キャーw
このようにルールが変更されるのは、その時代を牽引していくスターがきっかけになっていることが多々あります。私もルールの歴史に足跡を残したいですが…ムリですねw