クラブが折れてしまったとき、クラブを補填するときの罠

怒ってクラブを折る男 トピックス
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2023年より『クラブを乱暴に扱った場合を除き、プレーヤーはそのクラブを修理するか、他のクラブに取り替えることができる』と変更になりました。

と、ここまでは知ってるよ~って方。では、この先に仕掛けてあるをご存じでしょうか。

知らずに新しいクラブをキャディバッグに入れてしまったり、使用してしまったら…最悪”失格”になりますので、この先もしっかりと知識武装しておきましょう。

規則4.1a(2)では『損傷の内容や原因が何(故意・不注意など)であっても、そのラウンドの残りについては引き続き適合として扱われる』とあります。

これは何かといいますと「損傷したクラブ」は折れた状態で使用できる。つまり使用してもルール違反ではないということです。これを知っている人はかなりのルール通。

そしてご丁寧に「そのラウンドの残りについては引き続き適合」と記されているので、不用意に新しいクラブをキャディバッグの中に入れてしまったら…。

そうです。お気付きの方もいると思います。プレーヤーは適合クラブを14本までしか持ち運べません。そうです!その補填したクラブが15本目となると超過クラブ扱いとなります。

なので「折れた(適合)クラブは使いません」という不使用宣言をしないで次のストロークを行うと”2ペナ”です。※ホール毎に2ペナ・最大4ペナ

しかも『プレーヤーがラウンド中に超過クラブを追加した場合、その超過クラブはプレーから除外しなければならないクラブとなる』と明記。

すなわち、除外しなければならないクラブは、新たに加えたクラブとなるので「折れたクラブ」は除外できません(泣)

更に恐ろしいことは、その「新たに加えたクラブ」はそもそも使用できないルールですので…使ってしまったら”失格”ということになります(悲)

ということで「折れた(適合)クラブは使いません」という不使用宣言をしてから新しいクラブを補填しましょう。

2023年ルール変更点の表面のみを知っただけでは、この罠にハマってしまうので要注意ですね。

また、新しいクラブの補填にもルールがあります。併せてご参考にどうぞ。