クラブを補填するときにゴルフ場のショップから購入する

ゴルフ場のゴルフショップ 規則4
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プレーヤーがクラブを追加すること(規則4.1b(1))や損傷したクラブを取り替えること(規則4.1b(3))が認められる場合、そのクラブハウスに併設してあるゴルフショップから購入し、新しいクラブとして取り替えることが認められるか。

2023年より、ラウンド中に故意に壊したり、乱暴に扱った場合以外でクラブを損傷した場合、その損傷したクラブの替わりに新しいクラブを補填できることが認められています。

その際に、ゴルフショップから購入したクラブで補填可能かどうかってことです。どうなんだろう…。

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ANSWER

プレーヤーは規則4.1b(4)に基づいて損傷したクラブは、不当にプレーを遅らせることなく、あらゆるクラブと取り替えることができる。 しかし、取り替えたクラブが超過クラブとなる場合、規則4.1c(1)の手続き(不使用の宣言など)によりその損傷クラブをすぐにプレーから除外しなければならない

規則4.1c(1)の手続きなしで、取り替えたクラブが超過クラブとなった場合、違反が起きたホールで2罰打を受けるが、1ラウンド最大4罰打となる。

不使用の宣言したクラブを使用した場合の違反は失格となる。

へぇ~OKなんですね。

あらゆるクラブ」ってなっているのは、かなり以前のルールでは、修理・取り替えの場合は「完全復元クラブ」でなければなりませんでした。

完全復元クラブ」ということは、例えば4Iのシャフトが破損してしまった場合、4Iの取り替えのみ許されていました。

しかも同メーカー同フレックス同レングスでなければならないとという厳しさ。トッププロのツアー競技ならまだ良いですが、一般の競技中での修理は、ほぼ不可能。

でっどうしたかと言えば、同スペックのクラブ一式をロッカーに置いておくという方法で、万が一に備えなければなりませんでした。

これではルールが機能していないということで、4Iを損傷した場合でも、クラブハウスのゴルフショップで、最新のドライバーに取り替えることができるようになりました。

それと「不当にプレーを遅らせることなく」とあるので、ハーフターン時のクラブハウスに直ぐ行けるシチュエーションが現実的な取り替えタイミングですかね。

あとは、誰かに頼んで買いに行って届けてもらうのも認められていますが、ギャラリーが入っている試合でないとほぼ無理。

注意が必要なのは、損傷したクラブはそのラウンド中は「適合クラブ」となるので、シャフトの折れた4Iでストロークしても罰則はありません。

なので、制限いっぱいの14本のクラブでスタート→クラブを損傷する(適合クラブ)→取り替える(追加クラブ)計15本のクラブとなります。

なので「この折れたクラブは使いません」という不使用宣言などの意思表示が必要になるワケです(規則4.1c₍1₎)

この宣言をしないと超過クラブ違反となり、違反が起きたホールで2罰打を受けるが、1ラウンド最大4罰打までですよってのが解説になります。

折れたクラブをただ取り替えるだけなのに…色々と大変です。知識武装して不用意な罰則をもらわないようにしましょう。

その他のについてはこちらを参考にして下さい。↓