両足を砂に潜り込ませた後で、再び両足を砂に潜り込ませる~「両足をしっかり据える」と「足場を作る」の違い

バンカーで再びスタンスを取る 規則8
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プレーヤーはクラブを持たずにバンカーに入り、両足を砂に潜り込ませ、プレーするシミュレーションをし、スタンスの方向を確認した。そしてバンカーを出てクラブを取りに戻り、再び自分の両足を砂に潜り込ませてからストロークを行った。この場合の処置はどうなるか。

自分がやらないにしても、稀にこの様な行動をとるプレーヤーがいますよね。

そしてウェッジを持って再び足をグリグリ。要するにバンカーでの2度グリが認められるか否か。この行為を目の当たりにしたアナタはどうしますか。

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ANSWER

スタンスをとるときに何度でも両足をしっかり据えることが認められる。規則8.1bはプレーヤーがスタンスをとるときに両足をしっかり据えることを認めており、そのことはストロークを行う準備で何度でも行うことがバンカーでも認められる。但し、スタンスを取るための足場を作ることは認められていない。2罰打(8.1a(3) ストロークに影響を及ぼす状態を改善するプレーヤーの認められていない行動)

スタンスをとるときに『両足を砂に潜り込ませる』あのグリグリってのは、ルールで何度しても良いのか。なるほど。

しかも仕切り直しや、スタンスの向きを変える場合、またキャディがやってもOKってことですね。

続いて規則8.1a(3)には地面を変えることを禁止しており、具体的に『、窪み、起伏のある面を作ったり、なくす』となっている。これはバンカーでも適用されるのも納得できる。

ん?でもバンカーでのグリグリは穴を作ったことにならない?この違いは何なんでしょう?

ルールブックで確認すると…『両足を砂に潜り込ませる』『両足をしっかり据えること』はOKとのこと。原文の英語を和訳しているので、日本語ではこの表現になります。

しかし『足場を作ること』はOUTとなっています。ううむ~微妙な表現。何となく足場を作るのはダメっていうのは理解できますが、グリグリとのボーダーが今一つハッキリしていない感じですよね。

文字で伝えるのに限界ってことで、認められていない『足場を作ること』とは具体的にどういう行動なのか。

実際に起きた、全英女子オープンでの2ペナ事案を動画↑にしました。参考にしてみて下さい。