バンカーからショットした球がOB~そのバンカーを均してからドロップ

バンカーを均す 規則12
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バンカーからショットした球がOBになったので、そのバンカーを均してからドロップした。この場合の処置はどうなるか。

グリーン周りのバンカーショットが、ホームラン(トップして凄く飛んじゃうコト)して白杭の外に…。このケースを経験したことのある方は多いかと。

この時の処置は、1ペナ・打ち直し(距離とストロークの罰)となり、バンカー内にドロップになります。

当然のように、そのバンカーには前ショットの痕跡&足跡があるので、ドロップした球がここに転がり込んでしまたら超大変!!

それを防ぐためには、足跡や打痕を均したいのですが…バンカーの砂はアンタッチャブルなルール的イメージもあるし…どう思います?

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ANSWER

一旦、球をバンカーから出した後は制限がなくなるので罰はない。

なるほど。たとえボールの行先がOBだったとしても、そのバンカーから出たら、制限がなくなるってことですから均してもOKなんですね。

もう少し詳しく解説すると「制限」がなくなるとは、『12.2b(1) 砂に触れた結果、罰を受ける』という制限がなくなるということです。

具体的には、バンカー内の球に対してストロークを行う前に、手・クラブ・レーキなどで砂の状態をテストしたり、アドレス時や素振りで、クラブでそのバンカーの砂に触れると2ペナになります。

このことは皆さんもご存じですよね。球をそのバンカーから出した後は、この「制限」がなくなる=砂に触れてもOK⇒バンカーを無罰で均せるってことです。

当然、素振りで砂を弾いても良いし、手で砂を触って粒子の粗さ度合いを感じとっても罰はありません

しかし、そのバンカーから脱出できなかったらダメです。均してしまったら2ペナになりますので注意です。

そしてここからが、アップデート・ポイント。2008年頃(曖昧)までのルールでは、上記ケースでも均すことができませんでした。

なぜなら、ボールがそのバンカーからグリーン奥などの、別のバンカーに行ってしまった場合は、まだバンカーから脱出していない状態と判定。

つまり制限解除とはならず、反省スイングの意として、砂をクラブで弾いたらテストとみなされ2ペナ。故に均しても2ペナでした。

これでは、バンカーtoバンカーtoバンカーで、先ほどの足跡や打痕にボールが見事に帰還なんていう嬉しくないミラクルもwww

そして何よりも理不尽なのが、このバンカーがままならないプレーヤーの足跡や打痕に、他のプレーヤーのボールが捕まってしまうということです。

これではフェアではないということと、またファストプレーの気運から少しずつ改訂。そして現在に至っています。

これは知っていて得するルールです。オールドプレーヤーの方はアップデートしておきましょう。