自分の球であるか確認のために木に登ったが、偶然にその球を木から落としてしまった

木の上に止まったボールを打つゴルファー 規則7
スポンサーリンク

なぜ、木に登るようなことをするかっていうと、アンプレヤブルの救済を受けるには、その球が自分のボールであるかを確認しないといけないからです。

もちろん、双眼鏡(距離計)などで確認するのもOK。また、他のプレーヤーやコース作業員の確かな証言などでもOKなのですが…

いずれにしても確認できない場合は、危険を冒しても実力行使するしかありません。

足元を確かめながら一歩ずつ足を運び、枝に手を掛けたときでした。バランスを崩して枝を揺らした途端、その先にあったボールがポトリと地面に落下

その瞬間、なんとそのボールは皮肉にも自分のボールと確認されたのであったw

さぁここで問題が発生!!本来、自分のボールを動かしてしまったら『規則9.4 プレーヤーが拾い上げた、または動かした球』で1ペナ・リプレース

しかし、リプレースするにも枝の先に戻すのは、デンジャラスでほぼ不可能。どうなる?

スポンサーリンク

ANSWER

その球を確認する合理的な行動をとっている間にその球が偶然に動かされたので、その球を動かしたことについて罰はない(規則7.4)。 そのプレーヤーはその球をリプレースしなければならない。あるいは、救済規則(規則19-アンプレヤブルの球)を直接援用することができる

そっか!!落ち葉の中に入って紛れ込んだボールを探すときに、クラブや足で蹴って落ち葉を振り払うようにしますよね。

そのときに誤ってボールに触れてしまっても、それは『捜索時に合理的な行動をとっている間にその球が偶然に動かされた』ということで無罰でリプレース

それと同じように、木の上に止まったボールの捜索時にも適用されるってことですね。なるほど。

そして、リプレースしなければならないのですが、それができないのであれば、そのままアンプレヤブル(1ペナ)の救済を受けて良いってことか。

話は変わりますが、木登りと言えば、私の10歳頃の思い出があります。

近くの公園にはシンボリックなイチョウがそびえ立っていて、秋になるとその実の種、すなわち銀杏を採るべく争奪戦が繰り広げられていました。

当然のことですが、落ちている実は既に拾われてしまっているので、木に登って枝を揺すって実を落として収穫することに。

細身で身軽な私は、木登りは得意中の得意。しだいに木の中段の実は落とし切って、徐々に上段の実に着手。

どんどん上へ、そして枝の先へと。もう既にイヤな予感がしていると思いますが、そうです。その通りです。

今でも忘れません。左足を上げた瞬間、右足に全体重が掛かったのでしょう。その足場にしていた枝がパキッと折れて、そのまま推定10mの高さから転落

そのまま地面に背中側から着地した途端、みぞおちを殴られたときの様な息ができない胸苦しさが襲撃。

心配そうに友達が声を掛けてくれるのですが、息苦しいので返事ができません。ただ意識はあったので「あぁ良かった~助かった」と思ったことを覚えています。

暫く動けませんでしたが、少しずつ呼吸が整ってきて、体を動かすとどこも痛くありません。奇跡的に無傷という強運www

落下途中に小枝をなぎ倒していったので、今思えばそれがクッションの役割をしてくれたのでしょう。

それ以来、木登りはしなくなったとさ。おしまい。皆さんもお気を付けください。