球が木の上に乗っかってしまった場合~得する方法

松に乗ったゴルフボール トピックス
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私の経験上、松林でセパレートされているゴルフ場をプレーするときの注意点として、この松に気軽に打ち込んではならないってことです。とは言っても飛んでいってしまうんですけどw

木の上に乗っかてしまう危険度ランキング・不動の1位といえばこの「松」ですが、ドライバーでのフラフラスライスをかなりの高確率で受け止めてしまいます(涙)

もし、ボールが木の上に乗っかってしまったらどうしましょう。オフィシャルガイドによると…

規則7.2/1 – 回収することができない球の確認

プレーヤーには木の上、あるいはどこか別の場所にある球が見えているが、その球を回収できない場合、そのプレーヤーはその球が自分の球であるとみなすことはできず、規則7.2に規定されている方法の一つでその球を確認しなければならない。そうした確認はたとえそのプレーヤーがその球を回収できなかったとしても、次のことによって行うことができる:

・その球が間違いなくプレーヤーの球であると確認できるマークを見るために双眼鏡や距離計測器を使用する。

・別のプレーヤーや観客が、プレーヤーのストローク後にその球がその特定の場所に止まるのを見ていたことが分かる。

現ルールでは「その球を回収できない場合、そのプレーヤーはその球が自分の球であるとみなすことはできない」とのこと。

回収」っとなっていますが、かつてのルール(20年程前)では、手に取って確認できなければ、自分のボールと認められませんでした。

なので、木に登って取りに行かなくてはならず、それには慣れとセンスが必要で、そもそも女性にはムリだし、そして何よりも危険がつきまといます。

もう一つは、木を揺すって落とす方法があるのですが、落ちてきたボールは「意図的に動かす→2ペナ」というルールに抵触してしまいます。

なので、それを未然に防ぐため、木を揺らす前にアンプレヤブルする旨を同伴プレーヤーに伝えてからユラユラしていました。

どちらにしても、手元に回収できないと「紛失球」となり、1ペナ・打ち直し。これでは辛い(涙)ってことで、ルール改訂が行われ「発見」→回収しなくても「確認」でOKに。

この「確認」方法は2つ。地上から木の上に乗っているボールが自分のヤツか否かを双眼鏡などで「確認」できたらOK。

近年では距離計測器の普及に伴い、携行者が増えているので、それを双眼鏡の代わりに利用すれば容易です。

そしてもう一つは、別のプレーヤーや観客が見ていたという目撃証言での「確認」もOKということですが…

ギャラリーが見ていた…そもそもそんな環境でプレーしませんので、同伴プレーヤーや管理作業員の証言でもOKとして覚えておきましょう。

話を戻しますが、そうなるとボールに識別のマーキングが重要な意味を持ってきます。そうです、マーキングを派手にしておくことです。

写真の左側のボールはメーカー名と番号が見えていますが、オフィシャルガイドには「プレーヤーの球であると確認できるマーク」となっています。

なので、これにメーカー名と番号は見えてますが、種類や型式を表す部分は見えてないので、自分のボールと断定するには無理があるかと。

一方、右側のボールのようにペンでドット&ラインをマークしていれば、自分のボールであるのは一目瞭然、疑われる余地なしです。

自分のボールと確認できたら、木の上に止まったボールを木に登ってあるがまま打つこともできますが、普通に考えたらプレー不可能。

そんなときのためのルール「アンプレヤブル」を行使して、確認できたボールの真下を基点として、後方線上orラテラル救済しましょう。

紛失球扱いとなると1ペナ・打ち直しですが、こちらは木の下から1ペナでプレーできますので少し得です。

これからはボールへのマーキングは控えめにせず、全方位から分かるようにペンを入れておきましょう。

そしてもう一つのお得情報は、このケースでは、ボールの捜索時間3分+αが認められるということです。

詳しくは【2023年ルール新解釈】こちら↓