雨の日や雨上がりの翌日のゴルフでは、地面が濡れて所々に水溜まりができます。そこにボールが止まっていたり、スタンスが掛かっていると、当然のことながら打ちづらいことは容易に想像できます。
そこでゴルフルールでは、この水溜まりからの救済が受けることができる(規則16)のはご存じだと思います。
以前からゴルフルール用語では、この水溜まりのことを『カジュアルウォーター』と呼ばれて定着していました。
そこで改めて新ルールを調査していくと、定義「異常なコース状態」の中のひとつに「一時的な水」と和訳されているのがあります。その原文をチェックしてみると、そこには「temporary water」~『テンポラリー ウォーター』って⁉聞きなれない言葉が・・・
辞書で調べると「temporary | 一時の、臨時の」とありますので「一時的な水→水溜まり」ということになります。
一方、今まで慣れしたんできたこちらは「casual | カジュアルな」と日本語化している意味の他に「たまたま、臨時の」という意味もあると・・・ふむふむ・・・なるほど。
また、「水溜まり」を調べてみると「pool、puddle」と出てきますが、テンポラリー ウォーターやカジュアル ウォーターは見つけることができませんでした。やはり、ゴルフルール特有の解釈を狭くする言い回しなんですね。
2019年以前は水溜まりからの救済を受けるのに「カジュアル ウォーターなのでドロップします」なんて言ってましたが、今日を境に「テンポラリー ウォーターの救済をします」と言いましょう。仲間から一目置かれる存在になること間違いなしです。
◆ゴルフ規則書の原文 ↓↓↓ ◆
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