今日は月一の定例会。ベストスコアを目指して頑張るぞって矢先、体がほぐれていないのに強振し、ティーショットが引っ掛かって林のなかへ…。
猛省しながらボールの方に近づくと、ワォ‼よりによって木の根元に…。そして不運は重なるもので、クラブヘッドが入るスペースがない(涙)
このまま無理やりストロークしたところで、空振り→現状変化なしの千日手的リスクを考えると…そうだ‼このときの為のアレを行使しよう。
そうです。アンプレヤブルです。プレー不能な状態にある時、1ペナで打ち直しできたり、ボールのある位置から2クラブ横や、後方線上にドロップできる超法規的措置的のアレです。
それでは、2クラブ横にドロップすることにして、ボールのを拾い上げて…とその時、同伴プレーヤーから「ちょっと待った‼」と強いカットイン。
彼が言うには「アンプレヤブルします‼」って、同伴プレーヤーに宣言しないでボールを拾い上げるとルール違反だというのですが…どう思いますか?
ANSWER
規則19.1 プレーヤーは、ペナルティーエリア以外のどこででも、アンプレヤブルの球の救済を受けることを決めることができる プレーヤーは、規則19.2や規則19.3に基づいて罰ありの救済を受けることにより自分の球をアンプレヤブルとして扱うことを決定できる唯一の人である。 アンプレヤブルの球の救済は、ペナルティーエリアを除き、コース上のどこででも認められる。 球がペナルティーエリアでプレーできない場合、プレーヤーの唯一の救済の選択肢は規則17に基づいて罰ありの救済を受けることである。
OBや紛失球の可能性がある場合は「暫定球を打ちます」って宣言をしなければならないのは『規則18.3b 暫定球のプレーを宣言すること』に明文化されています。
しかし、規則19を隅々まで注意深く熟読しても、アンプレヤブルするのに「宣言」という文字は出てきません。ということで、カート道からの救済と同様に…
①「救済を受けます」という宣言。
② マーカー立ち合いのもとで行う。
③ 位置マークをしてからボールを拾う。
④ 救済の基点をマークをする。
⑤ ワンクラブレングスの範囲を示すマークをする。
上記のいずれも不要です。なので、ボールを黙って拾って、救済エリアや救済の基点にみなしドロップして、救済エリア内に止まれば成立です。
ではなぜ、アンプレヤブルは「宣言」しなければならないと勘違いしているプレーヤーが多いのか。
以前のルールでは、木の上にボールを発見しても「その球を回収できない場合、そのプレーヤーはその球が自分の球であるとみなすことはできない」というものでした。
このことは、たとえそれが自分のボールと分かっていても「回収」して、手に取って確認できなければ、自分のボールと認められないということ。
つまり、木に登って回収しなくてはならず、現実的にはかなり難しい。しかも危険ですし…。
もう一つは、木を揺すって落とす方法があるのですが、落ちてきたボールは「意図的に動かす→2ペナ」というルールに抵触してしまいます。
なので、それを未然に防ぐため、木を揺らす前にアンプレヤブルする旨を同伴プレーヤーに伝えてからユラユラしていました。
この一連の回収する流れが「アンプレヤブル⇒宣言必要」と、勘違いの図式ができあがってしまいました。
以前のルールでもアンプレヤブルするには宣言は不要でしたので、これを機にアップデートしておきましょう。
ボールが木に乗っかってしまったと言えば、こんなことを思い出します。
木登りも不可、ユラユラしても落ちてこない。となると、モノを投げつけて落とすということに辿り着きます。
最初は、松ぼっくりや石などを投げて落とそうと試みるが、そう簡単に当たらず。ついには手に持っているクラブを投げつけると…。
コレをキャッチすることは、松にとってはイージー。これはマズいと慌て、最終手段のスパイクを投テキするも当然キャッチw
見事にデコレーションされた松を茫然と見つめる私と同伴者。新ルールでは、このような光景は、もう見られません。詳しくはこちら↓