会社に遅刻するときに「鉄道会社の遅延証明があればセーフ」とか、「急な腹痛の場合は5分まで認める」など社則で決められていますよね。
スポーツの世界でも遅刻に対しての罰則があり、テニスでは15分以上で失格。日本相撲協会では減給。などとそれぞれ規定があります。
当然、ゴルフも「遅刻」にはペナルティがあります。ではそのガイドラインはどうなってるでしょうか。ご存じですか?
ANSWER
5.3a ラウンドが始まるとき プレーヤーのラウンドは、自身の最初のホールをスタートするためにストロークを行ったときに始まる(規則6.1a参照)。プレーヤーは自分のスタート時間にスタートしなければならない(早くスタートしてはならない): • このことは、プレーヤーは委員会が設定したスタート時間にスタート地点でプレーをすぐに始めることができる状態でなければならないことを意味する。 • 委員会が設定したスタート時間は正確な時間として扱う(例えば、午前9時の意味は午前9時00分00秒であり、午前9時01分までの時間ではない)。 スタート時間が何らかの理由(例えば、天候、他の組のスロープレー、レフェリーによる裁定が必要)で遅れている場合、プレーヤーの組がスタートできるときに、プレーヤーがそこにいてプレーをすぐに始めることができるのであれば、この規則の違反とはならない。
規則5.3aには『スタート時間にスタート地点でプレーをすぐに始めることができる状態でなければならない』とのこと。
「スタート時間」とは『例えば、9時の意味は9時00分00秒であり、9時01分00秒までの時間ではない』と明記してあります。
そして「スタート地点」とは最初のホールのティーイングエリア(2つのティーマーカを基準に奥行き2クラブレングスの長方形)のことです。
また「プレーをすぐに始めることができる状態」ともあるので、最低1つのクラブとボールも到着(所持)していなければなりません。
厳密には9時00分スタートの場合「9時00分00秒」までに、最初のホールのティーイングエリアに、クラブとボールを持って自身が到着していなければなりません。
ということで、これがギリギリセーフのガイドラインということです。
なので「9時00分01秒」に到着(たとえ打順が2番目以降だと)してもアウト‼ルール上で遅刻ということになります。
但し、プレーヤーが5分以内の遅れ(9時05分00秒)でスタート地点に到着し、プレーをすぐに始めることができた場合は、なんとか2ペナで済みます。(規則5.3a例外1)
しかし、それ以降の完全遅刻は失格となるのでスタートできません。厳しいぃ(涙)どの世界でも遅刻は厳禁ですね。